サンチャゴ・ベルナベウって誰?
エスタディオ サンチャゴベルナベウ (Estadio Santiago Bernabéu)
書いても言ってもやたら長ったらしいが、
サッカーファンならお馴染みレアルマドリッドの本拠地スタジアムの名前である。
で、スペイン語はさっぱりな僕だけど
「エスタディオ Estadio」はスタジアムってことなんだろうなとは察しが付く。
その後半「サンチャゴベルナベウ」、どうやら人の名前のようだ。
そこでWikiってみると、
「サンティアゴ・ベルナベウ・デ・ジェステ(Santiago Bernabéu Yeste、1895年6月8日 – 1978年6月2日)は、スペインのアルバセテ出身のサッカー選手、リーガ・エスパニョーラのレアル・マドリードの元選手であり、1943年から亡くなる1978年までレアル・マドリードの会長として、クラブの黄金時代を築いた。現役時代のポジションはFW。
その名はレアル・マドリードのホームスタジアムであるエスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウに残っている。」
とある。
選手としてはキャプテンを勤めたり、200ゴール以上を記録したりとそれなりの選手だったようだが、
スタジアムの名前になるほどの名声は、クラブの会長になってからの功績によるものらしい。
ベルナベウが会長の時代(1952-)、アルフレッド・ディ・ステファノ(サッカー選手のレジェンドにも数えられる名選手)、フェレンツ・プスカシュ(毎年もっとも美しいゴールに与えられる賞に名前が残っている)など一流選手を集めたチームは5年連続ヨーロッパ王者となり黄金期を迎えたのだ。
なるほど、なるほど、スタジアムの名前になるくらいだから、やはりすごい人だったんだな。
ところが、この度このエスタディオ サンチャゴベルナベウが改修されることになり、
(改修案まとまってました。みんな凄い→ http://matome.naver.jp/odai/2134902632661583801)
なんと、改修費捻出のため、ネーミングライツをアブダビ首長国やらエミレーツ航空やらに売る方針だそうで、
新しい名前の候補が、アブダビ・サンチャゴ・ベルナベウ、アブダビ・ベルナベウや、フライ・エミレーツ・サンチャゴ・ベルナベウ、フライ・エミレーツ・ベルナベウ、ベルナベウ・フライ・エミレーツなどと報じられている。
かろうじて「ベルナベウ」だけは残してもらえそうだが、もはやベルナベウへの敬意など感じられないような名前である。
背に腹は代えられないのかも知れないが、ちょっとクラブのレジェンドに対して失礼ですよね。
お金で誇りも名誉もタイトルも買ってしまったもん勝ちって感じ、何だか残念でしかたない。
そうそう、ついでに調べてみたら、
イタリアのミラノにあるサンシーロことスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ (Stadio Giuseppe Meazza)の名前は、1930年代に活躍した選手の名前から。その他にも、イタリアやスペイン、南米のスタジアムに選手の名前が付いているところが多く、
イングランドやドイツ、オランダなどは普通に地名や場所にちなんだものが多かった。
民族的にラテンとゲルマン系とで、ノリが違うんですかね。
最後に、バルセロナの本拠地「カンプノウ」ってだたの「新しいスタジアム」って意味なんですって。
それは違う意味でちょっと残念。
↓ 改修前のエスタディオ サンチャゴベルナベウ。記念に!
↓ ユニフォーム買えば、改修費用の足しに?!
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