ゴッホ展に行ってきました

先日、国立新美術館で開催中のゴッホ展を観てきました。
本物のゴッホを観るのは初めてだったので、期待しながら電車で向かいました。
開場に着くと、有名な絵の前には結構な人だかりができていて、
ゆっくりと自分のペースで鑑賞できるような感じではありませんでした。
が、気になった作品は、はじっこやとおくからでも流れの邪魔にならないように
じっくりと観るようにして、かれこれ1時間半位かかりました。
改めて、じっくり観てみると、
独特な筆のタッチによる画面の流れるような動きによって
風や光など自然物の動きや生命感がザワザワしている感じはもちろんですが、
何より色使いに圧倒されました。
とにかく、力強く、明るく、おとなしい印象の絵はほとんどありませんでした。
色の構成、密と粗のバランス、統一感とコントラストのバランス、
効果的に色を使っている様がわかり、
脳から一枚オブラートを取り払ってもらった感じです。
やはり、ゴッホクラスになると
ちゃんと勉強し、頭を使って作品を創っていたんだなあ、
なんていまさらながら感心してしまいました。
そんなことで、自分の勉強不足をまた痛感する日々です。
最後に、僕の気になった作品を紹介してみると、
「タマネギの皿のある静物」は、水色とピンク、黄色の配色がかわいくて素敵でした。
「アイリス」は潔く、花だけをきれいに見せているようで、シンプルできれいでした。
「ある男の肖像」は、いかめしいおじさんが、鮮やかなグリーンと紺のコントラストの中に
描かれていて、観ていて気持ちがよい作品でした。